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小規模事業者持続化補助金とは?対象・金額・流れをわかりやすく解説
小規模事業者持続化補助金を店主向けにやさしく解説。対象になる事業者の条件、上限50万円(特例で最大250万円)の仕組み、対象経費、第20回公募のスケジュール、申請から入金までの流れを公式情報でまとめました。
小さなお店や事業者の「販路開拓」──つまり、お客さんを増やすための取り組みにかかる費用の一部を国が補助してくれる制度が、小規模事業者持続化補助金(通称「持続化補助金」)です。チラシ、ホームページ、新商品開発、設備導入など使い道が広く、個人店が最初に検討すべき補助金といえます。この記事では2026年7月19日時点の公式情報をもとに、対象・金額・流れを整理します。
OVERVIEW01どんな制度か──30秒で概要
- 目的: 小規模事業者が経営計画を自分で作り、商工会・商工会議所の支援を受けながら販路開拓に取り組むのを支援する(中小企業庁の制度)
- 補助上限: 50万円(特例を使うと最大250万円)
- 補助率: 2/3(かかった経費の2/3が上限額まで補助される)
- 方式: 審査・採択式。申請すれば全員が受け取れるものではありません
たとえば75万円の販路開拓費用なら、その2/3の50万円が補助され、自己負担は25万円という計算です(採択された場合)。補助金と助成金の違いや共通の注意点は違いと注意の解説記事にまとめています。
ELIGIBILITY02対象になる事業者
「小規模事業者」の定義は従業員数で決まります。
| 商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く) | 常時使用する従業員 5人以下 |
|---|---|
| 製造業またはそれ以外の業種 | 常時使用する従業員 20人以下 |
飲食店・美容室・小売店の多くは「5人以下」の区分に当てはまります。自分の業種がどちらの区分か迷う場合は、最寄りの商工会議所・商工会に確認しましょう。業種別の活用パターンは飲食店向けガイド・美容室・サロン向けガイドで解説しています。
AMOUNT03金額の仕組み──基本50万円+2つの特例
| 基本の補助上限 | 50万円 |
|---|---|
| インボイス特例 | 免税事業者からインボイス発行事業者に登録した事業者は+50万円 |
| 賃金引上げ特例 | 従業員1人あたりの給与支給総額が年平均3.0%以上増加した事業者は+150万円 |
| 補助率 | 2/3(賃金引上げ特例を使う赤字事業者は3/4) |
両方の特例を満たすと、50万+50万+150万=最大250万円です。特例には要件があるため、「うちは使えるか」を公募要領で確認してから計画を立ててください。
EXPENSES04対象になる経費
公式資料に挙げられている対象経費は次の8区分です。
機械装置等費/広報費/ウェブサイト関連費/展示会等出展費/旅費/新商品開発費/借料/委託・外注費
公式の活用事例では、「フリーズドライ製品のパッケージデザインとリーフレット製作」「新原材料に対応した機械装置の導入と海外展示会出展」などが紹介されています。何にでも使えるわけではなく、経営計画に沿った販路開拓経費であることが前提です。
SCHEDULE052026年のスケジュール(第20回公募)
| 公募要領公開 | 2026年5月27日 |
|---|---|
| 申請受付開始 | 2026年11月5日 |
| 事業支援計画書(様式4)発行受付締切 | 2026年12月4日(事務局サイト発表) |
| 申請受付締切 | 2026年12月15日 17:00 |
締切前に商工会議所(または商工会)から「事業支援計画書(様式4)」を発行してもらう工程が挟まるのがこの補助金の特徴です。様式4の発行締切は申請締切より早いので、実質の締切は12月4日と考えて動くのが安全です。
PROCESS06申請から入金までの流れ
- 商工会議所・商工会に相談(地区によって窓口サイトが分かれています)
- 経営計画・補助事業計画を作成(主役は事業者自身。窓口の助言を受けられます)
- GビズIDの取得(電子申請に使うID。取得に時間がかかることがあるため早めに)
- 様式4の発行を受けて申請
- 審査 → 採択者決定
- 交付申請・交付決定 → 補助事業の開始(経費の支出はここから)
- 実績報告 → 確定検査 → 補助金の請求 → 入金
- 事業化状況報告(後日のフォローアップ)
大事なポイントは2つ。入金は後払いであること、そして補助事業の開始(発注・支払い)は交付決定後が原則であることです。採択の連絡が来た時点で買い始めてしまう失敗が多いので、順番を守ってください。資金繰りには、商工会議所経由で使える無担保・無保証の「マル経融資」(限度額2,000万円)を組み合わせる方法もあります。
PLANNING07経営計画は自分で書く──採択に近づく考え方
この補助金は「小規模事業者が経営計画を自ら策定する」ことが制度の建て付けに組み込まれています。書類の丸投げは制度の趣旨に合わないだけでなく、審査で見られるのは計画の中身そのものです。書くときの骨組みはシンプルで構いません。
- 現状: 自分の店の強み・弱み、客層、商圏をありのままに
- 課題: なぜ今の売上に留まっているのか(例: 新規客との接点がない)
- 取組: 課題に対して何をするか(例: 予約導線付きHPと初回来店チラシ)
- 効果: 取組でどの数字がどう変わる見込みか(根拠もセットで)
「課題→取組→効果」が一本の線でつながっているかを、提出前に商工会議所・商工会の窓口で見てもらいましょう。無料で助言を受けられ、そのやり取り自体が様式4の発行にもつながります。
FAQ08よくある質問
EXPERTS09専門家に相談する場合
計画づくりの一次窓口は商工会議所・商工会で、無料です。その上で、申請書類の作成そのものを代行してもらいたい場合は行政書士などの有資格者に、経営計画の質を上げたい場合は中小企業診断士や認定経営革新等支援機関に相談する使い分けがおすすめです。当サイトは申請代行を行いません。
※本記事は情報提供を目的とするもので、採択・受給を保証するものではありません。
SOURCES / 出典
- 中小企業庁「小規模事業者持続化補助金(通常枠)」リーフレット(令和8年5月27日時点版) ─ https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r8/jizoku.pdf
- 商工会議所地区 公式サイト(第20回スケジュール) ─ https://r6.jizokukahojokin.info/
- 商工会地区 公式サイト ─ https://official.jizokukanb.com/
- 中小企業庁 第20回公募要領公開のお知らせ ─ https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/kobo/2026/260527002.html
- 小規模事業者持続化補助金 公式まとめサイト(創業型第4回の公募状況) ─ https://matome.jizokukahojokin.info/
制度情報の確認状況
最終確認日: 2026-07-19あわせて読む
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